わたしのグランパ|評価|感想

2014年12月11日木曜日

菅原文太主演映画わたしのグランパ

テレビ放送で視聴した。菅原文太さん演じるグランパが物語の中心にあり、周りの人間たちが影響されて変わっていくという流れだった。孫娘を演じる石原さとみさん、10年以上前とあって初々しい。最近、めっきり大人の女性になっていて、女性の変わりようってすごいなと、映画の内容と関係ないところで感慨深いものがあった。

中学生の俳優たちは、そこまで演技慣れしていない(ひょっとして素人)を使っていて、どこかゆるい空気になった映画。グランパの背負っているものは重いんだけど、キャラクターや演出などから決して重い映画にはなっていなかった。しっかりとドラマが起きるんだけど、目まぐるしく振り回されることはなく、淡々と時間が流れているように感じる。中学生や中学生の子どもを持つ親御さんが、ぴったりの対象なんじゃないかな。対象じゃない人は、どちらかの立場に立って観ると深く楽しめる気がする。

一番は菅原文太さん。グランパありきの映画で、カッコイイ。こんなお祖父ちゃんが地域に一人いると、その町は平和と道徳に溢れた町になるんじゃないかなって程、影響力のある人だった。もし、菅原文太さんが演じていなかったら、この映画は成立しなかったんじゃないかな。俳優さんの力を感じる映画だった。

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