型破り弁護士| リンカーン弁護士|評価|感想

2014年12月7日日曜日

マシュー・マコノヒー主演映画リンカーン弁護士

公開当時に映画館でポスターを観て、当時リンカーンの映画がよく公開されていたので(リンカーンやリンカーン/秘密の書)てっきり、アブラハム・リンカーンと関連する映画だと思っていた。

ところが、現代劇だし、アブラハムリンカーンに触れてもいない。 おかしいなぁと、思っていたら。ああ、車のリンカーンのことかと、20分くらいしてから気づいた。 車に詳しくないものだから、ピンとこなかった。台詞で車の説明がされるなんてこともなかったし。 これは原作モノらしく、原作ではリンカーン(車)についての説明がなされていただろうなと。 映画は画で見せるものなので、余計な説明台詞がない方がよく、観ればわかる前提で説明はなかったのだろう。

本や紙面、映像全てが見るものの教養あって、楽しめるものだと改めて、気づかされた。 (これに関しては、エッセイで触れたい)

前置きが長くなったけれど、ここから本編の感想に入る。 主人公の人物設定がリアルだった。ただの正義の弁護士ってわけではなく、お金をもらえばどんな弁護もするし、司法取引も巧みにやって、周りからはクソ弁護士扱い。それでも腕は良い。

そんな彼がある弁護をきっかけに、変わっていくストーリーだった。 単純な構図で始まったのが、これが結構複雑な展開を見せて、後半にいくにつれ面白くなっていく。 敵役との暗に含んだ駆け引きや会話がどきどきさせる。

最初はうさんくさい弁護士で共感できないのだが、どんどん主人公が好きになり、応援してしまう。 特に主人公演じるマシュー・マコノフィーはチョイワル親父っぷりがイイ。 仕事はできるが、私生活ではだめな部分があって憎めない。 綺麗事ばかり言うよりも、世の中の闇の部分もかじって生きてる大人の男が、いざっていうときに頼りになるんじゃない? そう思わせる映画だった。

中年男の魅力満載映画

☆☆☆★★

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