イケイケ時代のアメリカン映画|アメリカン・ハッスル|評価|感想

2014年12月21日日曜日

クリスチャン・ベイル、ジェニファー・ローレンス出演映画アメリカン・ハッスル

はっちゃけてます。はっちゃけ映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」に比べればだいぶ大人しいですが、登場人物がはっちゃけた(ハッスル)映画でした。ストーリーは巧みで、ホップ、ステップ、ジャンプと長さを感じず、空中でひねりをいくつもいれての着地でした。

キャラクターについて

クリスチャン・ベイル

役作りはすごいものがあり、体重増量させ、ポタポタのお腹に。バッドマンシリーズの鍛え抜かれた肉体とは対極で、本当に同一人物かと疑ってしまう程です。

ブラッドリー・クーパー

パーマが強烈で、今まで洗練されたイメージがあったのですが、今作では名誉欲丸出しで欲をかく。ぱっと見はかっこよさそうなのに、よくよく見ていくと、あれれと駄目な面が見えてくるイケメンを演じていました。

ジェレミー・レナー

最近は売れっ子で、いいとこもってく役が多いです。今作では、わかりやすく言えば、ものすごいワルの番長だけど、自分の学校の生徒は守るってイメージです。これ、観た人はわかってくれると思います。

エイミー・アダムス

出演作をいくつか観ていたんですが、あまり印象に残っていなかったです。今作では結構ビッチぶりを発揮していました。頭の回転の演技力でのし上がっていく女性を演じています。

ジェニファー・ローレンス

若いのにすごい女優さんですね。ダメ女でいつも気だるそうな役を見事に演じていました。エイミー・アダムスとライバル関係なんですが、ぶつかりあうシーンには惹きつけられました。今作で一番印象に残ったのが彼女です。

キャラクターが、映画的かっこよすぎて弱点ないって感じではなく。みなが駄目な部分を持っていて、そこに魅力があり、キャスト陣の演技がとても映画を盛り上げていました。ストーリーももちろん面白いんですが、キャラクター映画と言ってもいいのではないでしょうか。

☆☆☆★★

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